少しずつ、だが確実に存在感を増していく…その名はほうれい線

まだこれはほうれい線じゃない。笑い皺が残っているだけ。頬がちょっと下がってきただけ。
そう思いたいのだが30代も後半を過ぎてくるとさすがに気になってくる。
シワというほどくっきり刻まれているわけではないけれど、確実にそこにある。ゆるやかな影。

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数年前は、少なくとも去年はまだそこまで意識していなかったと思う。
何でかなぁ。食事?生活習慣?ホルモン?ストレス?

ほうれい線があるとないとでは明らかに老け具合が違う。
一生懸命頬を目尻の方角に持ち上げる。
5歳くらい違って見えるんじゃないか?
30を過ぎたらもはや何歳になろうが同じだと思っていた。

誕生日が来ても今年何歳か思い出せなくなったりしていた(1歳余計に年を取っていたり)。
そんなわけない。老化は歳を取るにつれ少しずつ、確実に進んでいたのだ。

溝っぽいところに丹念に乳液を塗り込み、雑誌で見たうろ覚えマッサージ。
頬がたるまないよう表情筋トレーニングをネットで必死に調べてやってみる。
これでいいんだろうか?ちゃんと効いてるのかな?全くわからない。

こんな素人技ですぐに効果が出るわけがないから地道に続けなければいけないんだろう。
ほうれい線の進行度と私の地道な努力、どちらが勝利するのか。
自然に人間は抗えるのか。
いつか老化を受け入れほうれい線の存在を認められるその日まで。
長い戦いは幕を開けたばかりだ……。